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LEGOレゴ42102組替モデル収穫機の組立レビュー

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セットの特長

・テクニックシリーズ2in1のセット組替サブモデルです。
・ドイツのクラース社収穫機のライセンスモデルと思われます。
・手のひらサイズなのでCITYシリーズと一緒にしても違和感がありません。


目次

 

 


基本仕様

 レゴテクニックシリーズの組替モデルで、使用部品数は107コ程度、説明書30ページです。
説明書付属せず、WEB参照となります。
https://www.lego.com/cdn/product-assets/product.bi.additional.pdf/42102_X_Harvester.pdf
完成品の大きさは、全長14cm、幅8cm、高さ8cm 程度で、手のひらサイズです。


セットの対象の方

 メインモデルのゼリオンと同じで レゴ社推奨の対象年齢は7歳以上となっています。
細かい部品が多いので、誤飲等注意が必要です。
組立自体は、そんなに難易度は高くありませんが、保護者の方が見守ってあげてください。
こちらのモデルもテクニックシリーズの面白さが味わえますが、
その意味で7歳以上としている部分もあるかもしれません。


クラース社収穫機とは

 WEBの取扱説明書の表紙に ”CLAAS” 表記があります。
このことからメインモデルのゼリオン同様に、この収穫機もクラース社(CLAAS)のライセンスモデルであると思われます。
クラース社はドイツにある世界的な農業機械メーカーです。
トラクター(このセットのメインモデルのゼリオン)、コンバイン、そしてこのモデルの収穫機(harvesters)などを製造販売をしています。
クラース社が得意とする作物の栽培地域の関係で、ヨーロッパを中心に事業を展開しているようです。
クラース社では収穫機をジャガー(JAGUAR)という名前のモデルを用意し、このモデルの数種類の仕様違いのものを展開しています。
機械前側部分(アタッチメント)の円盤は収穫切断用カッターを再現したもので、例えばトウモロコシの収穫切断では、茎の根元をこのカッターで切っていきます。
実際の機械では、切ったトウモロコシを収穫機機械に内蔵された搬送装置で、隣を並走するトラック荷台に入れていきます。
これらは大規模農業の方式なので、日本ではあまり見かけない光景かと思います。
動画サイト等で、その様子を見てみることができますが、その迫力はちょっと驚きです。
屋外の青空が見える場所で、自動刈取・搬送ライン、そんな感じです。
今回のレゴモデルでは、小さいながら実機をよく再現しています。

 


組立

 組立は、軸受けのケーシング部品を使ったカサ歯車から始まります。
メインモデルのゼリオンを組立終わっている方やテクニックシリーズファンの方は、
この組立を経験済み、いつものことなので、楽しみながら進んでいくのでしょう。
しかい、一般的なレゴしか経験のない方は、初めてになるでしょうから、驚くかもしれません。

テクニックシリーズの面白さの1つは、ここです!
組立が進み、機構部がほぼ組みあがった状態をみると
安価なセットではありますが、テクニックシリーズの雰囲気が十分に感じられます。

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完成、全体の容姿

 全体の容姿は、収穫機をよく再現していると思います。
実機の主要構成である、前側のアタッチメントとカッター、緑色の車体、悪路に適したの大型深溝タイヤ、前傾した操作室、などクラース社ジャガーの雰囲気そのままです。

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操舵は後輪

 進行方向を変える操舵操作の車輪は後輪になります。
前輪操舵であるメインモデルのトラクタと変えた設定を選んだことは良いところですね。
後輪操舵は、一般的には操舵の角度を大きくとれることが利点です。
このモデルでは、機構部構造をメインモデルの前輪操舵のゼリオンとほぼ同じにしたため、操舵角度も同じです。
後輪操舵の利点を、このような玩具で、体感させるのは至難なことですね。

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前輪と前方アタッチメントが連動

 機械が停止している時は、たいしたことありませんが、動き出すと一変します。
1)前輪、2)カッター駆動ギアと連結軸ブッシュ、2)水平カッター3カ所、
これら全部が、一気に動き出します。ちょっと感動です。
カッターの回転方向は、実機と比較すると、やや違和感がありますが、
カッターが3枚だけなので、正確な再現は難しかったですね。

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ミニフィグを乗せてみる

 手のひらサイズという大きな特長を生かし、CITYシリーズと親和性を進めてみましょう。
そのためには、ミニフィグを運転席に搭乗させます。
そのままではちょっと無理なんで、
前側の柱の連結を片側だけ外し、少々細工をすると、なんとか搭乗することができます。
こうすると、CITYセットと一緒に遊ぶこと、飾っておいても違和感が少ないです。

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あまった部品

 約20コの部品があまります。
ユーザー視点では、使いきってしまうのが理想です。
特に歯車は全部使ってしまいたかったところですが、”やむなし”、というところでしょうか。
 上述ジャガーの実機では、収穫したものを並走するトラックの荷台へ
送り出す搬送ダクト(筒状のもの)がありますので、これらの部品を使って再現したいですね
実機で設定される運転席の後部周辺を、余った部品と本体の改造でできそうな気もします。

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まとめ

・安価だがレゴテクニックシリーズの雰囲気を十分に感じられる。
・小さいながらも実機の収穫機をよく再現している。
・CITYシリーズと一緒に遊んでも、飾っても、バランスが良い。

 

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