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LEGOレゴ8386フェラーリF1レーサー1:10レビューその3

 

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今回は、リアサスペンションとリアのデファレンシャルギアについてレビューします。

市販価格が1万円ぐらいになると、全体的な造りは無論のこと、

各部分の造りも本物のクルマを意識しているようです。

 


目次

 

 

 

サスペンション とは

 

道路の起伏を吸収するための装置のことで、

クルマの安定性や乗車快適性を向上させるものです。

種類はたくさんありますが、

本物のクルマであるF1レーシングカーのフェラーリF2003-GAでは

ダブルウィッシュボーンと呼ばれる方式を採用しています。

 


サスペンションの再現

 

ダブルウィッシュボーンの外観イメージは、概ね良好に再現しています。

特徴的な上下の2つ黒色V字型アームをしっかりと再現しています。

スケール1:10を考えると、寸法的には十字断面の黒色ロッドが

近かったかと思いますが、

レーシングカーの象徴的な部分でもあり、平断面で少々大きく強調されたレゴ部品を

使うことは、むしろ良好だったように思えます。

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さて、本来はこのアームがスイングするのですが、

車体側のリンク部分が、2本留めで固定されており、可動できません。

その関係もあってか、バネやアブソーバが再現されていません。

上下のアーム自身の弾力性たわみで、減衰機能を持たせてあります。

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そんなわけで

外観は70%ぐらい再現され、機能的には20%ぐらいの再現、

と言うところでしょうか。

 


デファレンシャルギア とは

 

デファレンシャルギアとは、一般的にデフと略称で呼ばれます。

ハンドルを切ってカーブを曲がる際は、実は左右のタイヤの回転数は異ります。

内側のタイヤは、やや遅く回り、外側はやや早く回すことになります。

これは内側が小さな円、外側が大きな円の軌道となるからです。

これを強制的に同じ回転数にすると、ハンドルを切ってもクルマは

まっすぐに進もうとします。

 

エンジンからの1つの軸回転出力を左右2つのタイヤに回転伝達する場合、

うまく回転を分配する必要があります。

そこで、考え出されたのが、デファレンシャルギアの構造です。

機械的な構造で成り立っています。

 


デフの再現

 

レゴ8386では本物のクルマと機構的には、ほぼ同じ構造です。

機構的と言うのは、例えばこのギアに給油が必要なので、

油で満たされたケースの中に収まっているが、

ここでは再現されない、機構以外のことがあるからです。

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サスペンションは外観再現だったのですが、

デフは機能的にも再現で素晴らしいですね。

動きを外から見ることができるのは、楽しくなります。

 


トランスミッション

 

フェラーリ製 セミAT・7速シーケンシャルです。

変速装置であるトランスミッションは、残念ながら省略してあります。

 

今回はここまでです。

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