前編は機能ユニット製作とし、エンジン、シート、車輪の
フェラーリF430の特長が非常にわかり易い部分を取り上げました。
後編の今回は、車体、リアまわり、ボディと組立完成を取り上げます。
なお、ステッカー貼りは、レゴ部品の汎用性を考慮し、一部見合わせます。
目次
車体
モノコック構造になります。
前輪と後輪の接続は、薄い黒プレート1枚です。
この段階では、ゆらゆら状態です。
組立が進むと赤いボディの部品で補強が進み、剛性が上がっていきます。
車輪にはサスペンションは無く、リジット(固定式)です。
空力性能の改善ユニット
F430の特長のディフューザーが再現されます。
先代モデルは走行中の接地の力にやや弱点があり、F430で改善となりました。
ディフューザーと呼ばれる羽根が、車体下部に装着されました。
運転席周り・パネル
ステッカー貼りを多用します。
多用について賛否はあるかもしれませんが、
実車の再現という観点では、非常に雰囲気を出しています。
ハンドルは少々注意が必要です。
まず、操舵の機能がありません。
それから、ハンドルが回りません。
ここはこのセットで唯一残念なところと思います。
このサイトで紹介している10151ホットロッドにように操舵できると良かったですね。
車体へ組付け
モノコック構造の車体に、前編で製作したエンジン、シート類、
本編の運転席まわりを組み立てます。
実車であれば、エンジンが動き、走行が可能な状態になります。
ミッドシップレイアウトなのでシートを中央に移せば
フェラーリのレーシングカーへ改造ができそうですね。
この辺りが機能ユニットごとの組立の面白さですね。
リアまわり
公道で走行するために法律で定められる安全上の保安部品類を製作します。
総じて非常に実車に近い再現だと思います。
特にF430は、テールランプ類に特長がありますが、
レゴでの再現が非常に秀悦です。
エキゾースト部も再現してあって、パッと見は、いいのですが、
筒状にして実車の機能を考慮した再現だと、もっと良かったですね。
エンジンルームリアボンネット
ここも総じて、いい感じで、実車に近い再現です。
実車はエンジンが外から見えるようになっています。
レゴでは、窓枠をタイル部品で製作します。
エンジンの見栄えをよくするために、ステッカーを貼ります。
外装まわりの途中
リアタイヤハウスを製作するまえの段階です。
ここまでは、エンジンがよくみえて、ある意味見ごたえがあります。
完成
実車に非常に近い、優秀な造形で再現していると感じます。
F430の特長的な部分は、しっかり再現してあります。
今回も説明書を参考にして、機能ユニットごとに製作をしました。
完成すると見えにくいところは、一部省略している部分もありますが、
個々の機能ユニットで、細かいところに気を配って、
造形をしているモデラ―の意気込みも伝わってきました。
今回も満喫しました。
まとめ
・全体とし実車のフェラーリF430をうまく再現しています。
・F430の固有アイテムもしっかりと再現しています。
・ハンドルで操舵できないのは、唯一の残念なところかも。