LEGOレゴのなぞ42102ミニゼリオン編 数字の意味 前編

レゴで数字と言えば、セット番号と対象年齢の２つがメジャーなところです。

しかし、外箱や説明書などを見ると。様々な数字が使われていることがわかります。

その数字がどんな意味をもったものなのか、２回にわたってレポートしたいと思います。

結論

・レゴ社として、客先提供物等（商品やサービス）に対し、管理（安全も含め）識別が必要なハード・ソフトの１つひとつに番号や意味のある数字（年齢等）を付けている。
・社会経済システム等で一般化しているものについて、番号を取得し記載している。
・識別のために、ものやファイルにレゴ社固有の７桁番号が割り当てられている。
・製造情報等など、必要に応じて、上述以外の番号も記載がある。

目次

外箱

１）　”７＋”

　対象年齢を表し、この表記は、７歳以上　であることを示しています。

２）　”42102”

　一般管理上のレゴのセット番号を表し　５桁の数字を識別しています。名称だけだと、同じ名称のものの識別ができなかったことが理由のようです。
１つのセットに１つとし、販売期間中の改良等があっても、ほとんどの場合は同じ番号のままの場合が多かったです。
一度販売等が終了し、再販売されるときは、仕様が変わっていれば番号が変わっていました。
年度市販カタログに掲載されず、販売期間も設定されず、仕様も変更が無い場合は、同じ番号が使われる場合が多かったです。
従来は４桁標準でしたが、その頃も特別に５桁の10000番台を使ったことがあり、
特殊な仕様のものに付与していました。
現在は、４桁標準では足りなくなったので、５桁標準にしたと思われます。　

３）　”6292411”　（側面右側上）

　正確なところはわかりませんでした。
【推測＝】外箱パッケージのItem番号と思われます。
他のセットの事例ですが、外箱のデザイン変更があったものが存在します。
この変更の前後で、パッケージの番号が変わっているか、機会があったら確認したいと思います。

４）　”Item：6288765”（側面右側

　このセットのアイテム番号です。
一般管理上の番号である42102とは別に、レゴ社内専用管理のためのItem番号と思われます。

５）　”5702016616415”（バーコード）

　バーコードで、一般小売販売店では汎用的に用いられ、
様々な商品の識別番号を光学読み取りが可能になるものです。
最近の日本の小売店では、かなり採用が進んでいます。
スーパーマーケットや大型玩具店でレジを通るときは、このバーコードで番号を読み取り、
購入手続き（金額など）を進めるもので、非常に簡単に処理ができます。
このセットでも採用されるものは１３桁標準タイプで、
最初の２桁は国を示し、”５７”はデンマークを表しています。

６）　”124957-004”（側面右側下）

　正確なところはわかりませんでした。
【推測＝】印刷物の固有番号と思われます。

７）　”12S0”（側面に、打刻）

　正確なところはわかりませんでした。
【推測＝】製品製造のロット番号と思われます。
外箱パッケージまでの全製造工程が終了し完成したときに、
工場で決められたルールに基づき、暗号っぽく打刻するものと思われます。
他の製造物の事例だと、清涼飲料水メーカー等が製造事業所や製造年月日を入れています。

８）　”0-3”（禁止マーク）

　使用禁止年齢の年齢を表し、０－３歳の方には与えないことを示しています。
小さい部品の誤飲など、製造物責任者としての責務の一環で、表示していると思われます。

９）　”FSC C117818” （ＦＳＣ認証　ＭＩＸ）

　森林管理協会（国際的な非営利団体）であるＦＳＣが認証です。
いくつかの種類のうち、ＭＩＸ（ミックス）分野の認証で、
適格な原材料を使っている製品として認証されたものにつけられるようです。
レゴ製品全体で取得したものと思われます。

前編はここまでです。

　次回の後編は、私自身が驚いたこともレポートします。
お楽しみにどうぞ。