このセットはちょっと古くWEBではレビューが少ないです。
でも非常によくできたセットなのでレビューします。
セットの特長
・全体の容姿、細かい部分の両方とも非常の良くできています。
・銀色の部品が使われており、とてもきれいです。
・2in1セットで、組替で楽しめます。
目次
レビューしようと思った理由は?
このレゴサイトを立ち上がてから、レゴの昔のことを調べるようになりました。
こうしているうちに、古いレゴも組み立ててみたくなりました。
そこで、私が手持ちしている古いものをさがしてみました。
今回の10151ホットロッドは2004年のセットですが、
実はこれ復刻版で、最初の発売は1995年です。
説明書はグラフ用紙を用いた部分があったりで、ちょっと古さを感じますが、
組立や完成品は、現在のセットと比べても遜色なく、むしろ優れている部分も多々あります。
そんなわけで、いくつかに分けてレビューしたいと思います。
前回組み立ててから10年ぐらい経ちます。
耐久性に優れるレゴなので、問題なく組み立てが完成するでしょう。
基本仕様
部品数は421個、説明書1冊32ページで組替モデルも同じ説明書になります。
2in1セットで、ホットロッドとゴーカートです。
2004年ではレジェンド(LEGEND)シリーズ、1995年ではモデルチーム(MODEL TEAM)シリーズです。
部品
いろいろな部品があります。
銀色の部品
何と言っても、これが一番すごいかな。
タイヤ
ん・・、6コ、6輪車だっけ?
建設機械のセットかと、一瞬勘違いしました。
6コの使い方は、この後で。
特殊な部品
ハンドル、歯車(平歯、カサ歯、ラック)、それから、ジョイント。
特にジョイント部品は類似のブロック玩具ではほとんど例をみないですね。
透明な部品
赤と黄。他のセットなら宝石のようで、特別な部品になりますが、
今回のセットでは、他に圧倒され、隠れた存在かもしれません。
へんてこな部品
手すりのような部品、メガホンのような?そしてロッド、すごく長いのもあります。
へんてこな部品 その2
パネル部の印刷済み部品、ギザギザある部品、格子のある部品、
最近では、あまり見かけない部品ですね。
似たような部品
2X1ポッチの黒部品です。
似たようなものが3つもあります。
似たような部品 その2
写真右側、ブラックの部品にグレー部品の組み立てがあります。
何かおかしいですよね。1つ部品が間違てしまいました。
似たような部品がいくつもあって、気を付けないと、後でとんでもないことになります。
組立開始
16x2ポッチの平らな部品を2つ並べ固定します。
これは車体の床部分になります。
実車の構造で言うと、モノコック構造ですね。
グレーの長い部品、タイル部品、今までのものとちょっと変わったことをしています。
この位置に赤い部品
いままで組立の経験からすると、想像がつきます。
どんな想像か?・・・この赤、最後は見えなくなっちゃう。
たぶん、モノトーンで進んでいるから、ここはちょっとアクセント!
いよいよ銀の部品
前編のみどころの1つですね。
前輪操舵の組立
いよいよ今回のレビューのハイライトになります。
前輪の操舵部です。部品は、こんな感じです。
さてここからは説明書に沿いつつも、少々異なった手順で作ります。
レゴの一般的な手順は、下から順番、分かり易く、説明書に描きやすく、組み立てが進みます。
これのいいところは、間違いが少なく、また、しっかりと組み付けることができることです。
結果、完成品が美しく、堅固にできあがります。
いわば、完成品重視です。
でもこれだと、機能ユニットの美しさが見えにくいです。
本物の自動車は、機能ユニットごとを作りそれを組み立てます。
機能ユニットとは、車体、操舵、エンジン、運転パネル、シート内装、外装、などです。
本物の自動車は、機能ユニットを別々に同時に作ることができるので、短時間に完成します。
また機能ユニットごとに品質の確認ができるので、失敗が早くわかります。
短時間で良いものができるので、ロスが少なく、結果、安く作れます。
そんなわけで、説明書の順番を意識しつつも、機能ユニットで作ってみます。
前輪部の角度変化部と、ハンドルとその回転の伝達軸です。
これをラックピニオン(ハンドルの回転運動を、直進運動に変換)でつなぎます。
これを車体に取り付けると、ジョイントの意味がわかってきます。
軸受け部の貫通穴部品は、グレーとブラックを組み合わせ、レゴらしさを出します。
機能美にあふれていますね。
タイヤも先に組立
前編最後は、タイヤを先行して付けちゃいます。
このタイヤも最近のものと、ちょっと違う。
組付けに向きがある。樹脂部品の内側ホイール部と、
ゴム部品の外側タイヤ部は組付けに方向が存在します。
6輪あったのは、後輪部は片側2コ使いだったんですね。
きっと後輪の太いタイヤを表現したのでしょうね。
ホットロッドは、ハイパワーのエンジンを搭載しますので、
やわなタイヤでは、一発でダメになります。
でも、ここはタイヤをロードタイプにしてほしかったですね。
このタイヤ、どう見てもオフロード(悪路走行用)ですね。
今回はここまで
次回からは、組立の順番を踏襲しつつも、機能ユニットを先に組み立てて
それを合体するようにしてみます。
その方が、本物の車を組み立てているような感覚になりますから。
では次回をお楽しみに。