今回は、フロントノーズ、ウイングについてレビューします。
クルマの最前面であることもあり、とても印象的な部分です。
目次
フロントノーズとは
クルマの先端部(ノーズ)のことで、
・クルマに影響する空気の流れをつくること
・衝突時の衝撃吸収部分となること
・車体とフロントウイングを連結すること
が大きな役割です。
実際のクルマでは、レース中に接触が起きやすく破損することが多いので、
交換が容易な構造になっていることも大きな特長です。
フロントノーズの再現
鋭利な形状をうまく造形しています。
全体に強度を持たせた剛性感のあるつくりをしています。
本来はウイングを支えるだけの強度があればよい場所なので
下部で強度のあるレゴ部品を使い、
上部はフレキシブルロッド(曲げが可能な樹脂製の棒)だけでも良かったと思います。
重要なゼッケンを入れるために、ステッカーの接着面をつくり、
接着作業工程での強度確保するためのものでしょう。
であれば、もっときれいに、タイル状の部品で構成したかったように思います。
上部はフレキシブルロッドは、長すぎますね。
脱着する部分で、縁切りしたかったです。
車体との連結は、2つのピン状の部品で、本物のクルマそっくりになっているので、
非常に惜しいと思います。
もっとも、更に下部で連結があるので、
実際には簡単に脱着できるわけではありませんが。
フロントウイングとは
クルマ前方部の羽根状の構造物のことで、
クルマに影響する空気の流れをつくることが大きな役目です。
操縦席からは非常に見えにくいようです。
2021年では、階段状に何層にも重なった形をしていますが、
このクルマF2003-GAの2003年頃は、多数階段状では無かったようです。
フロントウイングの再現
ほぼ平面状に造形しています。
実際のクルマでは、横方向は波打っているので、違和感があるかもしれません。
直線的な部品が多いレゴでは、非常に苦戦する形状です。
先頭から2列目に円形断面の部品で構成したのは、
丸みを帯びた実際のクルマをイメージしたのかもしれません。
両端の縦羽根は、厳密な再現となっていませんが、
イメージとしては、よくできていると思います。
今回のまとめ
外観形状は70点、
構造としては、脱着がけっこう本物に近いかな、との印象80点
総合75点と言うところでしょうか。