セットの特長
・テクニックシリーズならではの機構要素を手軽に楽しむことができます。
・前輪操舵と後輪ショックアブソーバーが動作し、完成後の遊び方が広がります。
・2in1セットで、組み替えしてほかの1モデルを作ることができます。
- 基本仕様と価格
- セットの対象の方
- 梱包はシールが破損しにくい方法に改善か
- TECHNICテクニックらしい部品が満載
- ショックアブソーバーが入っている!
- もう1つの目玉の歯車は少々残念かな
- 組立を始めます
- 組立序盤に早くもショックアブソーバが組み付く
- タイヤと前輪操舵が組み付く
- 説明書に表示された部品番号
- 完成です
- 後ろ姿が売りです
- 運転席まわりはテクニックシリーズ的には地味です
- 操舵の機構は遊ぶことを重視してます
- 色の使い方も隠れた魅力です
- まとめ
基本仕様と価格
部品数117コ、説明書48ページの1冊だけ、価格は1,500円程度です
説明書はメインモデルのバギー車のみ同梱され、組替のモデルはレーシングカーはWEB参照となります。
セットの対象の方
レゴ社推奨の対象年齢は7歳以上となっています。
細かい部品が多いので、誤飲等注意が必要です。
組付けに失敗して、細かい部品が跳ねて遠くに飛ばされることもありました。
また、部品をを穴に入れるときに、指先の力が必要だったりします。
誤って組み立ててしまい、分解するときに、力が必要な場面もありました。
保護者の方がそれなりに見守ってあげることも必要かもしれません。
梱包はシールが破損しにくい方法に改善か
シールや説明書が折れ曲がったり、剥がれかけていたりする残念なことが従来は相応にありました。
今回のセットは、部品袋2つ、説明書1冊、シール1枚でしたが、改善と思われる手が打ってありました。
袋が膨らまし気味にしてあり、これがエアクッションの役目となり、シールや説明書が梱包箱内を動きにくくなっていました。これは良かった点です。
TECHNICテクニックらしい部品が満載
日本での一般販売(2020年6月時点)のテクニックシリーズの中では一番安価なセットです。
しかしビームやレバーと呼ばれる穴付の平棒、軸やペグ(釘)などの穴に差し込んで組み立てる部品がたくさんあり、テクニックらしいセットとなっています。
一般的なブロック(レンガ状の部品)は、1つもありません。
クラシカルな遊びをご希望される方には、あまりお薦めしません。
違ったレゴの種類を体験したい方は、価格もお手頃なので、是非取り組んでみてください。
ショックアブソーバーが入っている!
このセットの目玉は、何と言っても”ショックアブソーバー”に尽きます。
このセットでは後輪のサスペンション(振動吸収装置)に使われています。
機構は簡単ですが、基本は実際の車と変わりません。
この本格的なところがレゴの魅力ですね。
もう1つの目玉の歯車は少々残念かな
歯車が入っているので、どんな機構部に使われるのか、組立が楽しみでした。
残念ながら、機構部に使われるのでなく、滑り止め溝付のツマミ、でした。
歯車は伝達機能なので、基本的には2つ以上ないといけないのですが、
1コしか入っていないので、機構部に使われないのですね。
組立を始めます
一般的なブロックの組立と比べると、穴にペグを突っ込んでいくスタイルです。
テクニックの場合は、概ねこんな感じ、このセットも例外でなく、その路線です。
赤いL字型レバーが、この後どんなものになるのか、この時点では分かりにくいですね。
組立序盤に早くもショックアブソーバが組み付く
ショックアブソーバが組み付くと、なんとなく全体感がつかめます。
赤いL字型レバーは、まだわかりにくいですね。
タイヤと前輪操舵が組み付く
パンタグラフ 平行四辺形の変形、ハンドル、タイヤが取りつく
説明書に表示された部品番号
パネルと呼ばれる薄く平らな部品は2種類合計4枚あります。分かり易いように番号がついています。
説明書の”21”と表示されたものは、部品では裏面に番号が付いています。
このあたりは、分かり易く親切な配慮ですね。
完成です
組立所要時間は30分程度でした。
大きさは手のひらサイズですが、全体に前傾くさび型のバランスの良い容姿です。
また深い黄色が主張する、なかなかシブイ雰囲気です。
なお。個人的にシールはなるべく貼らない主義で、お許しください。
他の作品に流用したり、新たに創作する時に邪魔になるからです。
後ろ姿が売りです
ショックアブソーバーとスポイラーが目立ちますね。
ショックアブソーバーの色がグレーでちょっと地味です。
この部分は色の種類が少ないので、無難なところを選定したと思われます。
運転席まわりはテクニックシリーズ的には地味です
赤いL字型レバーは運転席でした。
ハンドルがありますが、前輪操舵と連動しません。
ハンドルが無いと雰囲気が出ませんので、ここは良し、としましょう。
操舵の機構は遊ぶことを重視してます
運転席上部のツマミを回転させるとハンドル操作ができます。
リンク機構をいくつか介し、パンタグラフを変化させることで、操舵します。
このサイズの車両での動作実現は、このやり方になるのでしょうね。
もっとも、遊ぶには上部ツマミでの操縦がとても楽ちんです。
色の使い方も隠れた魅力です
深い黄色をメインカラーとし、赤、グレー、白、そしてポイントに青、あとは黒のおよそ6色が使われます。
青の使われ方は、個人的には魅力を感じます。
この深い黄色(Flame Yellowish Orange)は、珍しい色で他ではあまり使われておらず、希少性があります。
タイヤまわりも色使いがおしゃれです。
黒いオフロードタイヤ、白いホイール、そして赤いハブ、目立っていますね。
まとめ
手頃な価格でテクニックシリーズの楽しみである機構的な部分を味わえるセットです。
本格的に組立をやりたい方には、物足りなさがあるかもしれません。
操舵を使って完成車両で遊ぶも良し、色使いがおしゃれで飾っておくも良し、です。