今回は分解をしたいと思います。
部品を一つ一つバラバラにするのでなく機能ユニットごとにまとめたいと思います。
1:17スケールは実車の主要機能ユニットがキチンと再現されることがわかります。
さてレゴ8143にはメンテナンス用にスタンド機能が付いているので
それを利用して進めて行きます。
メンテナンスの作業の雰囲気が出ます。
目次
タイヤ
このレゴにはメンテナンス用にスタンド機能がついているので、
それを早速利用したいと思います。
スタンドを上げるということで、まずはタイヤを外してみます。
車軸受けについてはラダー状の部品の上に乗っかっています。
サスペンションの機能は付いていません。
ホイールはフェラーリ F 430専用のレゴホイールキャップ部品が装着されます。
なんと、贅沢な仕様なのでしょうか!
タイヤは横幅で扁平率が非常に低いものが採用されています。
実測すると幅42mm、高さ6mmなので、扁平率は『14』です。
実車でここまで低いものは、見かけません・・・。
それから、実車のF430は前後のタイヤのサイズが違います。
レゴ8143では、残念ながらそこまでは再現されていません。
エンジン
エンジンを一式そのまま車体から外そうと思います。
後ろのタイヤを外したスペースから指を突っ込んでエンジンを持ち上がると
簡単に外せます。
インテークマニホールドなど上部で完成後にも見える外観の部分については
よく再現できています。
実車はV型8気筒ですが、レゴ8143のエンジン単体では表現できていません。
インテークマニホールド部品の下部はポチが4列になっていて、
片側4気筒の実車の通りになっています。
レゴ8652エンツォフェラーリのように
丸部品を片側4列に配置するといいかもしれません。
現在のクルマの動力はガソリンエンジンが主流です。
しかし脱炭の方針が示され、ガソリンエンジンがEVにとってかわることに
なりそうです。
フェラーリ車においてもEV開発に着手されたようです。
何年か先にはレゴからエンジンという組み立てがなくなってしまい、
モーターというものになるのでしょうね。
エンジンは機能美と言うものがあり、レゴではそれを再現しています。
さてモーターの機能美とは、どういったものになるのでしょうか。
上部の外観パネル類
屋根とテール部分をはずします。
後ろのタイヤのカバーパネルを外します。
比較的簡単に、ごっそりと外すことができます。
テール
ランプ類がついた上の部分と
マフラーやバンパーがついた下の部分に分割されます。
レゴの構造としてはごく一般的なものですが、
実車の特長をよく再現したきれいな構成です。
キャビンの中
屋根などが外れるとキャビンの中がよく見えるようになります。
シートが一つ、助手席にはスタンドの操作レバー(黄色部)がついています。
ジャッキアップはリンク構造になっています。
レゴテクニックシリーズのような機構学的な要素を採用しています。
シート
バケットの部分を強調し、スポーツタイプであることがよくわかります。
座席と背もたれは、機能ユニットとしては連結はされていません。
背もたれにはリクライニング機構が付きます。
車体に組み込んだ時にはスペースが少なく、
リクライニングの部分は、ほとんど可動ができるような状態ではありません。
ハンドル周り
ハンドル専用のレゴ部品が装着されます。
外観上は、非常にきれいに見えます。
ハンドルから先は、タイヤの方向を変える操舵用のロッドがあるわけではありません。
相応な空間が空いているので
ここに操舵の機能を追加することはできるような気がします。
車体
タイヤの軸受部とその周辺だけを見るとラダーフレームのように見えます。
しかし、全体を見るとそれぞれのラダーは連結されているわけではなく、
基本的にはモノコック構造であることがわかります。
車体の後方下部について見てみます。
ここにはディフューザーがキチンと再現されます。
レゴ8143では可変式になっています。
機能ユニットの全貌
機能ユニットごとに分解することができました。
1:17スケールになると機能ユニットがまとまるので、
目的をもって分解することも、非常に楽しくできますね。
改造する楽しみも、進みそうです。
まとめ
・メンテナンス用にスタンドがあり、この利用で分解の雰囲気が高まります。
・機能ユニットごとに分解するにも非常に楽しめるセットである。
・改造もできそうなセットである。