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LEGOレゴ8386フェラーリF1レーサー1:10レビューその1

  

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最近、このサイトではフェラーリのセットのレビューが続きました。

これまでレビューしたセットは、どれも発売されてから10年以上も経過しますが、

LEGOとしての魅力は全く衰えておらず、

更にフェラーリの魅力がどっかりとプラスされ、

やっている本人としては楽しくて、楽しくて、の状態です。

そして今回からは、いよいよレーシングカー、フォーミュラ1にいきます。

現在、組立したものを、飾ってあります。

せっかくなので、完成品からレビューをしてみます。

 


セットの特長

 

・フェラーリF1チーム全盛期シューマッハ搭乗のスケール1/10レーシングカー

・レゴレーサーシリーズだが、テクニックシリーズの志向も満載

・各機能ユニット、細部をレゴで忠実に再現。

 


目次

 

 


レゴ基本仕様

 

レゴ公式では、レゴレーサー(RACERS)シリーズです。

フェラーリ(Ferrari)のタグもついています。

そしてもっと言うと、今回の1:10スケールセットは、

何と、テクニック(Techinc)シリーズのと間違うかのような様相です。

F430など1:17スケールセットは、外観重視で、タイル部品を多用されました。

この1:10スケールセットは、機構重視で、歯車など可動部品が多用されます。

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発売は、国際的には2004年です。

大きさは、1:10のスケールの全長約47cmにもなります。

部品点数は、738コです。

説明書は、横長の30cm X 21cm 1冊 88ページです。

その厚さ3mm程度、背表紙で製本されたものになります。

 

ステッカーは1枚です。主にスポンサーデザインです。

タバコ関係のスポンサーのものはありません。

カーナンバーは、”1”と”2”の両方あります。

好みに応じて選ぶことができます?

ちなみに、ドライバーは、

1が、ミハエル・シューマッハ

2が、ルーベンス・バリチェロ

 


セットの対象の方の年齢

 

化粧箱の表面には”9+”と記されており、レゴ社の推奨対象年齢は9歳以上です。

上限の設定をしていないのは、このセットが非常に趣味性の高いところを狙っていて、

メカに興味があって、クルマ好き、フェラーリ大好きな大人を

ターゲットにしたかと思います。

 

小学生低学年でも、組立ができるかと思います。

細かい部品が多数ありますので、特に小さいお子様の誤飲等には注意が必要です。

また、小さい部品は紛失可能性も高く、ちょっと厄介なことになりますので、

ご注意をしてください。

 


フェラーリF1(FERRARI F1 RACER)とは

 

自動車レースの最高峰の1つにフォーミュラ1レースがあります。

レゴ8386発売の2004年当時は、チームとしてフェラーリが参戦しています。

そのレースに出場したレーシングカーをモデルとして再現したものです。

2004年ころは、フェラーリの全盛期でした。

フェラーリのレーシングカーの性能は他チームより一歩先に進んでおり、

ドライバーはスーパースターのシューマッハがいて、

更にチームスタッフも優秀でした。

 


モデルとなったレーシングカー

 

8386の発売が、2004年ということで、推測の対象となるレーシングカーは、

F2002(2002年)、

F2003-GA(2003年)、

F2004(2004年)

の3つあたりのどれかと思われます。

(サイドのスポンサーステッカーからも、この3つが濃厚です。)

 

このうち、

F2004は、カーナンバーの ”1”が白抜きなったおり、

レゴ8386では、ステッカー”1”黒なので、ハズレです。

F2002とF2003-GAは、非常に微妙な違いだけで難しいですが、

リアタイヤカバー上の、スポンサーステッカーの ” B BRIDGESTONE”の位置から、

レゴ8386は、F2003ーGAと思われます。

但し、F2003-GAはF2002よりも形状が全体に丸みを帯びており、

その造形がレゴでは再現が難しく、この視点においてはF2002に

近いように感じます。

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このF2003-GAは、2003年シーズンの第5戦から第16選に2台で

参戦し、12戦で7勝という、圧倒的な強さを誇っています。

 


エンジン

 

フェラーリエンジンと言えば、基本はV型12気筒です。

更にV型8気筒も相当数を製造しています。

で、このF2003-GAですが、V型10気筒です。

型式はTipo052、2997ccの自然吸気式です。

 

この頃のF1はどのレーシングチームもV型10気筒でした。

これ以前のフェラーリはV型12気筒でしたが、

レースに有利な、軽くて高性能なV型10気筒が採用され

途中でF1のレースレギュレーション(規定)もV型10気筒になります。

 

今回の8386セットは、機構部を有する可動品として

このV型10気筒エンジンを再現します。

後輪が回転すると、ブロックシリンダー内のピストンが上下に摺動します。

このブロックシリンダーは透明部品なので、とても綺麗で

またピストンの動きが良くわかります。

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まとめ

・1:10の大型モデルで、テクニックシリーズの要素が満載

・実車モデルは、圧巻のフェラーリF2003-GA

・エンジンはV型10気筒を透明部品で再現し、綺麗で動作もする


次回からは、細かいところへ目を向けていきます。

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