前編では外箱の数字についてレポートしました。
今回は説明書についてレポートします。
この説明書をよく観察してみると、固有の数字がいろいろ使われており、奥が深いです。
結論
・説明書の表紙のQRコードは、専用のWEBサイトのアドレスを示す。
・説明書にも固有のアイテム番号が存在する。
・ISBN(国際標準図書番号)は掲載がされていないと思われる。
目次
- 1) ”QRコード”(表紙右下)
- 2) ”4225033”ほか (説明書の最終ページ)
- 3) ”145259-951-31211” (説明書の裏表紙)
- 4) ”6306674/6306676” (裏表紙の下部)
- まとめ
1) ”QRコード”(表紙右下)
数字ではありませんが、識別という意味で、取り上げました。
QRコードの内容は次の通りです。
HTTPS://LEGO.COM/GO/38/0042102/6306674/QQPNMCXVTSWRXT9XQ
レゴの楽しさを広げるために ”Instruction PLUS” というWEBサイトを用意し、そのアドレスを掲載しています。
これを楽しむには、スマホのアプリの”Instruction PLUS”(フリーアプリ)が必要です。
(2020年8月時点)
2) ”4225033”ほか (説明書の最終ページ)
説明書の最終ページには、部品の一覧が掲載されます。
ここでは、部品ごとに7桁の番号の部品番号が付与されていることがわかります。
また、例えば ”3X” というのは、数量を示し、この場合3個という意味になります。
事例として ”4225033” を取り上げてみます。
この部品の英語名称は ”Cross Block Beam 3 with Four Pins”と言います。
日本語に意訳すると、”交差梁長さ3ボッチでツノ4つ付”あたりでしょうか。
同じ形状の部品でも、色が違うと別の部品番号になります。
色だけ違う場合は、デザイン番号が同じとなり、
この部品の場合は、”48989”がデザイン番号になります。
紛失等で部品を入手する際は、7桁の部品番号さえわかればOKです。
説明書は、組み立てるだけでなく、いろいろな情報が詰まっています。
部品実物にも番号の記載がありますが、それは次の機会のレポートします。
3) ”145259-951-31211” (説明書の裏表紙)
正確なところはわかりませんでした。
推測ですが、印刷物の固有番号と思われます。
書店で売られている本に必ずと言っていいほど付与されている数字の
ISBN(国際標準図書番号)と思ったのですが、
図書番号検索をしたところ、該当文書無し、となりエラーでした。
情報をみつけたら、報告したいと思います。
ちなみに同じTECHINCシリーズで、42101バギー車は、”145259-939-30278”です。
最初の6桁が同じと言うのが、ヒントのように思えます。
4) ”6306674/6306676” (裏表紙の下部)
このセットの説明書(Instructions )のアイテム番号のようです。
ここでは2種類の電子ファイル説明書を表示していて、
”6306674”はV29タイプで、欧州標準のA4サイズ(210 mm×297mm)書式印刷仕様です。
”6306676”はV39タイプで、米国標準のレターサイズ(215.9 mm×279.4 mm)書式印刷仕様です。
レゴジャパンのWEBでは、『6306674』の電子ファイルがアップされています。
紙説明書のサイズが、135 mm×102mm であることからか、2つのファイルとも、同じように見えます。
ファイル容量も同じようで、違いがよくわかりませんでした。
まとめ
・説明書のQRコードは、新しい楽しみ方の『Instruction PLUS』WEBサイトを示している。
・それぞれの部品そのものにもアイテム部品番号が存在する、
・説明書そのものにもアイテム番号があり、US仕様とEU仕様の2つが存在する。
一度組み立ててしまうと、説明書は要らないものと思われ、雑な扱いになったり
廃却してしまったりすることが、よくあるケースです。
しかし、説明書をよく観察してみると、たくさんの情報が詰まっており、
また部品の紛失の際も、有効な手助け手段なので、大事になさってください。
もっともレゴのWEBからダウンロードできるので、紛失しても大事には至りません。
このあたりは、レゴ社のお客様重視の姿勢がよくわかります。
(表紙のQRコードは、紙版にしかありません。注意ください。)