副題=V型12気筒エンジン搭載の再現はできるか?
前回の続きで、8652セットの組替モデルF333SPのレビューです。
V型12気筒エンジンは、F333SPの正規説明書組立では再現がありません。
しかしF333SPの大きな特徴なので、
レゴ8652メインモデルのエンツォフェラーリで作ったエンジンを
できるかぎり原型を保ち、これを搭載できるように進めます。
目次
後部カバー その1
エンジンエアインテークのベース部分を作ります。
早速エンジンが干渉するのでエンジンを降ろします。
バックミラー
タイルパネル部分がミラーとして使うことになります。
エンジン中央部に使用しているところです。
ここはミラーを優先してエンジンから取り外します。
フロント
フロントのノーズ部分の製作になります。
ここでもエンジン関連で障害がでます。
V型エンジンのVバンクを作る角度部品をノーズ部分で使うことになります。
この時点では、組立せず、先送りすることにします。
余った部品で、なにかできないか考えてみましたが、
最終的に、このフロントノーズの角度を付けるために方策が無いので、
正規の説明書通りの部品構成で組み立てることとし、
やむなく、エンジンから、角度部品を2つ抜きます。
エンジン
角度部品を2つ抜きました。
中央部を角度部品の代わりに丸型ポッチ部品の長いもので組立してみました。
赤いパネルでヘッドカバーを構成しています。
このパネル部品は、必須の部品となります。
後で取り付ける後部カバーとの干渉しますが、カバー側で対応します。
後部カバー その2
エンジンを載せ、リアスポイラーを組立していきます。
スポイラーのベースの部分が後方に下がってしまいますが、
取り付けの位置を変更します。
エアインテークとなる上部に突き出す三角形状は、
パネル重ね合わせで、角度部品が必要になります。
ここは、黒いペグ部品で代用します。
完成
横から見ると非常にスタイリッシュな形をしています。
リア周り非常に綺麗にできていて、秀悦と感じます。
エアインテークやその両側の水平のエンジンカバーは良好に再現できています。
大型のリアスポイラーも良くできています。
正面から見るとなかなか精悍です。
ただ、細かく見ていくと、ちょっと違和感もあります。
ヘッドランプは、エンツォフェラーリに合わせたので、
F333SPとは若干異なる印象です。
また、実車で空力を考えたフロント流線形状は、
レゴ部品のつなぎ目で滑らかさが、無くなっています。
サイドのエアインテーク部分はしっかりと再現されています。
エンツォフェラーリの造りには及びませんが、
サブモデルでここまでできるならうれしい限りです。
バックミラー、フロント風防、キャビンの保護バーも
しっかりと再現されます。
最後に、
搭載をこだわったV型12気筒エンジンですが、
完成するとあまり見えませんね。
正規の説明書では再現を省かれたのも、仕方ないかな、って感じです。
しかし、自身の気持ち的は、
”たいへんよくできました”
です。
まとめ
・サブモデルとしては、よく再現できたモデルである。
・各ディテールもF333SPの特徴的なところは、ほぼ再現している。
・フロントは苦戦の後が垣間見られ、一方リアは秀悦である。
・V型12気筒エンジン搭載は、”再現できます”