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LEGOレゴ21017帝国ホテルのレビュー前編

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セットの特長

1、Architecutureアーキテクチャー(建物)シリーズの傑作セット

2、外観も素晴らしいが、内部にもこだわった造りで雰囲気が優秀

3、実物の建築物は日本国内現存保存の西洋風建築で、これをレゴで再現

 

目次

 

基本仕様

 部品数は1188コ、説明書は168ページ厚さ1cm程度の豪華本です。

このセットは日本の建築物を題材にしたもので、日本語併記の説明書も存在するようです。

私の入手したセットは日本国内正規流通品ですが、説明書には日本語表記は

ありせんでした。

 

帝国ホテルの現物について

 世界的建築家であったフランク・ロイド・ライト氏の設計で東京に建てられ

1923年開業しました。

西洋建築に日本の伝統美をたくさん取り入れました。

また日本固有の地震についても対策も施され、開業直後の関東大震災にも耐えました。

1968年に、象徴的な玄関と中央部を愛知県の博物館明治村に移築され保存となりました。

実際の建物をご覧になった方には、特に内装のレゴ再現が今一歩と感じられる

かもしれません。

しかしそれを忠実に再現しようとすると、100万個以上の部品が必要かと思われます。

市販品レベルでは、それは到底無理があり現実的ではありません。

今回の市販品1000個程度のセットにおいては、その現実限界を踏まえ、

そのうえで雰囲気をよく再現されていると、私は思います。

 

セットの対象の方

 レゴ社推奨の対象年齢は12歳以上となっています。

細かい部品が非常に多いこと、色使いがシックであること、動作やギミック的な構造が

ほとんど無いことなど、通常のレゴの楽しみが少なくなっており、

そのため、対象の方はかなり限定的かもしれません。

しかし、それらを犠牲にしてでも、建築を楽しみたい方には、

唯一無二のセットとなります。

このあたりは同じ建築を扱うクリエーターシリーズでも味わえない

アーキテクチャーシリーズの大きな特長だと思います。

 

部品の特徴

 大物はプレート類、小物は最小ポッチ1X1の丸型と角形などです。

色については基本色4つで、淡黄・濃グレー・淡グレー・黒 です。

また黒タイルプレートのうち、”Imperial Hotel”は印刷品です。

特殊機能部品は90°方向変換ブロックが少々ありますが、

その他の特殊機能部品も含め、ごくわずかです。

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組立開始

 組立は正面玄関の外構部から始まり、建物全体の基礎部分が最初に組みあがります。
私は今回で3回目の組立となりますが、部品を色別・サイズ等で小分けにしないと、

何回やっても組立よりも部品を探すことに時間を費やしてしまいます。

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正面玄関の組立
 現物の建築物は非常に緻密な造りになっているので、厳密な再現は不可能ですが、

イメージはよく再現していると思います。

最小部品のポッチ1x1を多用し、また色使いも変え再現を工夫しています。

正面玄関横の縦格子は、5コの部品で再現しています。

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建物側面

 側面はブロックを横に積層し、縦格子を強調するテクニックを使っています。

色は4色(白、グレー、淡黄色、透明)を使っています。

ここだけで部品を30コ以上も使っています。

建物内部から見ると、基本3色がととも鮮やかです。

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前編のまとめ

・著名建築家設計した帝国ホテルの建築製作雰囲気を存分に味わうことができる。

・細かい部品が多く、色使いもシックなので、対象の方が限定されると思われる。

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後編もご期待下さい。

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